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現代の名工 山岡重治氏と竹山宏之氏の共同設計・監修による画期的なリコーダー 全音 アルトリコーダー ブレッサン G-1A ゼンオン

商品番号 G-1A
販売価格 ¥ 3,201 税込
送料パターン 普通
バロック期 最高の名器 ブレッサンが、
現代の名工 平尾重治と竹山宏之により、現代に甦る。
山岡重治氏と竹山宏之氏の共同設計・監修による画期的なリコーダーで、オリジナル楽器さながらの音色、音程で、吹き心地を徹底的に追求しました。

アルトリコーダー G-1A ブレッサンについて ── 平尾重治、竹山宏之の談話より
■リコーダーはルネサンス期からバロック期にかけてさまざまに改良され、長い年月をかけて完成しました。現代においても、ブレッサンに代表されるバロック期のオリジナルは最高の楽器であるとされていますし、私たちもそう思っています。ですから今回のモデルG-1Aは、いかにオリジナルの楽器を忠実に再現するか、という点がポイントになります。そのため肝心なのは、元になるリコーダーの完成度とその現在の状態であり、鳴りが安定していることが最も重要です。

■G-1Aの元となるオリジナルのピッチはA=410Hzと、モダンピッチとは半音以上の差があり、この変更は今回の開発においても重要な作業です。その縮尺率から数値を導き出すまでは容易なのですが、実際には複雑な形状をしている内径、指孔のアンダーカット、ウインドウェイの形状等、一律では割り切れない要素がたくさんあり、数多くの試行錯誤から生まれた経験則を使うことになります。また、リコーダーはそれぞれのピッチで性格が大きく異なるので、適正な状態を得るためにはオリジナルへの深い理解が必要になります。

■今回開発されましたG-1Aは、私たちのこれまでの全ての経験と知恵を注ぎ込んだ、望みうる最良のモダン・ブレッサンモデルと言えます。
■本商品の特徴
内径へのこだわり
リコーダーの内径は、単純に両端を直線で結んだ形状ではなく、細かな変化を伴い構成されています。これによりたった8個の音孔のリコーダーが、2オクターブ以上の音域を半音階を含め正しい音程で演奏できるのです。つまりこの複雑な内径を再現することがプラスチックリコーダーにおいても製作の要であると言えます。
ウインドウェイのストレート状態を解消
バロック期に製作された多くのリコーダーのウインドウェイは、入り口直後では上下方向に拡がって、次第に狭くなって出口に達しています。タンギングした息は抵抗なく楽器に入り、発音が楽に感じます。その後、狭くなることで自然に抵抗が生じ安定した音を維持することができます。つまり、反応が良いのに抵抗もあるという好ましい状態となります。しかし従来のプラスチックリコーダーのウインドウェイは、床、天井に求められる入り口から出口にかけた連続した曲線を再現できていませんでした。 本製品では、ウインドウェイの床、天井それぞれを一体形成した構造とし、また、床、天井を連続した曲線を有する面として成形し、リコーダー本来の発音性能を実現しています。
トーンホールのアンダーカットを実現
トーンホールのアンダーカット処理は総じて音質を整え、豊かな鳴りを追求するために行われます。オリジナルはもちろん、従来から高級木製リコーダーのみに採用されていましたが、プラスチックで再現することは射出成形の特性上困難とされていました。 G-1Aでは音孔部分を別成形する手法で、中部管の0,2,3,5孔に”内エグリ”を実現し、また指孔表面のオーバーカットも行い、更なる音色の向上をもたらしています。更に、このアンダーカット処理の副産物として、各孔間隔をコンパクトに配置することができました。特に1から3孔の左手域では従来比で1音孔ほど狭く、運指が容易になります。
オリジナルを忠実に再現した外観
装飾の形状や数、「鳥のくちばし」を思わせる唄口、全体に緩やかな曲線を描く中部管…、G-1Aの外観形状はオリジナルモデルの縮尺を忠実に再現しています。音響性能を補完するための重量増を目的とした形状のデフォルメや成形時の形状安定のための中空構造は採用せず、オリジナルの重量配分を優先しました。 これによりG-1Aはヨーロピアンボックスウッド製の木管リコーダーと同等の重量となっています。また、黒色部分はシボ加工を行い、より木管に近い外観と傷と汚れに強いものとなりました。
■主な仕様
素材 ABS樹脂製
形状 アーチ型ウインドウェイ
重量 190g(参考値=黄楊製ブレッサンレプリカ モダンピッチ 180g)
付属品 運指表、グリス、掃除棒、指掛け、オリジナルソフトケース